立冬の春支度
11月に入っても夏日を記録し先日迎えた立冬。
そこから秋は足早に駆け去り、早くも冬の到来です。
気持ちの良い秋の行楽シーズンも、今年は束の間となりました。
心も目も洗われるような色彩豊かな季節。
暖色に心まで温まります。
つい先日まで半袖を着ていたのにもう冬支度。
移り変わる季節に一年の早さを感じます。
来春に向けて花仕事も無事完了。
先月種蒔きした来春咲きの種が発芽し、ポッドから定植へお引越し。
↓こちらはギリア。双葉の後、ギザギザ双葉が出てきて愛嬌のある芽です。
↓こちらはカーネーション。
頂き物の鉢苗のカーネーションを花期後種採りし、秋蒔きをしてその生を翌春へと何年も繋いできました。
一年草のカーネーションは、苗のまま次年の開花が難しい。毎年咲く事で繋げてゆくのも楽しいものです。
切り花にも向くのでカウンセリングルームにも彩りを添えてくれました。(今年は猛暑の影響からか9月まで咲き続けました^^)
種から発芽し、寒さ厳しい冬の間 静かに着実に根を張り、満を持して春に咲く。
当たり前に咲いているのではないのですね。
そんな健気に根を張ってきた強さが、人を魅了する力を生み、人を癒せるのでしょうね。
花を育てていると、時折り頭に浮かぶ三浦梅園の言葉があります。
【枯れ木に花咲くに驚くより、生木に花咲くに驚け】
ハッとさせてくれる言葉です。
年の瀬に向かうと何かと忙しい日々になりますね。
心を亡くすと書いて忙しい。
今年も残すところ一ヶ月半、日々を丁寧に過ごす、その心をなくさず忘れずにいきたいですね✿︎